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共産党都議団は16日、豊洲市場の青果棟地下の空洞にたまった水を分析したところ、環境基準値の4割のヒ素が検出されたと発表した。豊洲市場の土壌では元々環境基準値を超えるヒ素が検出されており、共産党は「地下水由来の水が(空洞内に)上がってきたという我々の推測を裏付ける結果だ。全ての建物にたまった水と大気を抜本的に調査すべきだ」と指摘した。
共産党は14日、青果棟地下を視察し、採取した水の分析を民間の検査機関に依頼した。ヒ素は1リットル当たり0.004ミリグラム検出された。ベンゼン、六価クロム、シアンについても分析を依頼したが、測定できなかった。
畑明郎・元日本環境学会会長に意見を尋ねると「ヒ素は雨水に含まれていないので、たまり水は地下水由来。ベンゼン、シアンは蒸発した可能性がある」との見解を示された。
有害物質に詳しい浦野紘平・横浜国立大名誉教授(環境安全管理学)は「雨水なら砂利にしみ込み降雨の度に水位が変動する。ほとんど変わっていないので地下水と考える方が自然」と話した。
その上で「ベンゼンは水に溶けにくく検出されなくて当然。テレビ局の依頼で私が行った検査ではアンモニアも検出された。気化したアンモニアやベンゼンがたまり、配管を伝って上がってくると良くないので、土を入れて空洞をふさいだ方がよい」と指摘した。
一方、青果棟、水産卸売場棟、水産仲卸売場棟の地下が報道陣に公開された。3棟全てで水がたまり、砕石層がむきだしの青果棟は最大で水深約15センチ、砕石層の上にコンクリートを敷設した他2棟ではおおむね同1〜2センチだった。都は「雨水が壁から浸透したか地下水の水位が上がったか不明」としている。
青果棟の床は幅約1メートルのコンクリートが碁盤の目状に張られ、その内側は約1.5メートル四方で砕石層がむき出しになっていた。すえたような匂いが鼻につき、記者が水に触ると他2棟と比べ、ぬめりがあるように感じた。
水産卸売場棟は床に勾配があり、一部でコンクリートが水面から出ていた。水産仲卸売場棟も床のほぼ全面にコンクリートが敷いてあったが、壁の周りの幅約20センチは泥がむきだしで水が濁り、水深も最大約20センチあった。【林田七恵、久野華代】
嘘をつくと隠すためにまた嘘をつかなければならない。
子供のころ親から教えてもらわなかったか?